トルコリラは買うな!その理由とスワップ生活の秘策!?FXで不労所得を目指すなら
スポンサーリンク
トルコリラは買うな!
コロナウイルスの影響が徐々に経済に出てきているように思う。特に残業代や出張代、営業の歩合給が大きい方達はすでにおきゅお給料に影響が出てきているかもしれない。そんな時にあったらいいなと思うのが副収入。とりわけ「不労所得」という言葉の響きは魅惑的だ。でも、トルコリラを安易な気持ちで買ってはいけない。トルコリラは不労所得を夢見るサラリーマンを狙う悪魔の通貨。そしてボクもトルコリラにやられた一人なのだ...
メディアや証券会社は夢の高金利通貨をもてはやすだろう。しかしトルコリラは下落を続けているし、下落を続ける理由を後述する。もし仮に万が一強い決意の下、トルコリラスワップ生活をするなら参考にしてもらいたい。
- 作者:投資研究会
- 発売日: 2018/06/29
- メディア: Kindle版
高金利通貨の罠
トルコリラのチャートは一貫して右肩下がり。これは金利平価説に基づく。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/金利平価説
新興国とかリスクがある国の人気の無い通貨が高金利でお金を集めようしても、結局交換先の通貨との価値が開いて金利=通貨の価値下落分となる、という説。右肩下がりのチャートを見れば納得出来る。
トルコリラ円の組み合わせの罠
トルコリラ円のポジション比率はほぼ"買い"だけだ。
パッと見、みんなが買うなら上がりそうな気もする。オークション的な考え方ならそうなのだが、上記の買いポジションは"注文"ではなく"保有"している状態である。当然含み損を抱えている層も多くいる。そんな時に"円高リラ安"が起きたらどうなるか。たくさんのロスカット注文が入り"円高リラ安"は加速する。現在の買いポジションは将来の売り注文になる。
新興国通貨と日本円の特性の罠
リーマンショックや今回のコロナのような経済的な危機が起こった時、新興国の株や通貨は売られる。リスクが高いからだ。一方、日本円は安全通貨として買われる。トルコリラ×日本円は何か有事の際には一気に円高に傾く悪魔の組み合わせなのだ。
もしトルコリラを買うのであれば…
もしトルコリラでスワップを狙うのであればいくつか注意点がある。
両建てをする事
買いポジションだけでは急激なリラ安に対処出来ない。買いポジションと同数の売りポジションを待つ事を勧める。売りポジションだとマイナススワップが付くから精神衛生上よろしく無いかもしれない。でも大丈夫、年に何度かは〇〇ショックはやってくる。円安はじわじわ、円高は一気にやって来る。その際の売りポジションの売却益でスワップどころか利益を出す事が出来るだろう。そしてその利益で下落したトルコリラを購入していく。
毎月ないし下落時に買い足す余力を待つ事
タイミングによってはスワップが貯まるスピードより早く、リラ安が進むかもしれない。両建てをしていれば問題無いが、売りポジションを決済した後も下がるかもしれない。その時にレバレッジを保つ必要がある。とにかくロスカットさえされなければなんとかなる。
レバレッジ3倍以内を保つ事
レバレッジ3倍であれば3割以内の下落ではロスカットされない。かつ売りポジションが無い状況でも少ない入金でレバレッジを保つ事が出来る。
上記3つを守りつつ、とにかく通貨の下落スピードと下落の含み損に負けないように両建てをして下落時もダメージを相殺、追加購入で平均購入価格をならしつつスワップを多く受け取り含み損を相殺するしかない。悪魔の通貨トルコリラでも、やり方によっては不労所得を得る事が出来るかもしれない。それでもスワップ生活をするなら、米ドルや豪ドルの方が安全かもしれない。